とおる美術館
ようこそ! アート満載のWebミュージアムへ
想像力を養う習慣は あなたの21世紀を より感動に溢れるものにするでしょう。
アマゾン・ジャパン
ミュージアムショップ サーチエンジンからお越しの方も すぐお楽しみになれます。
 

powered by Amazon.co.jp   日本赤十字社 義援金・救援金募集情報

古今東西を巡る総合芸術表現シリーズ 世界芸術列伝 第164話 2005/06/24公開
工芸家 ルネ・ラリック

 本来は無機質であるガラスも、その手にかかったならば、生命の輝きを得る。

19世紀後半からのアール・ヌーヴォー期、そして、20世紀 20年代・30年代のアール・デコの時代を通して活躍したフランスの工芸家、ルネ・ラリックを評するとき、そう言えば良いかもしれない。


なぜそれが、可能となったのだろうか?

まずは、意匠力(デザイン力)だ。 湧き上がる明確なヴィジョンが、明快な形を、創り出す。

そして、ガラスの特質と、光の性質について、よく知っていたことがあるだろう。 外から差し込んだ光は、ラリック作品の体内で、原理通りに屈折、そして、ときには拡散し...輝くのだ。

ルネ・ラリック (1860-1945)

 バッカスの巫女 (花器) 1927年  巫女のひとりひとりが異なる表情のポーズの持つ、ラリックの代表的作品。

 雄鶏のカー・マスコット 1928年  カー・マスコットとは、乗用車の車体前方中央に設置する装飾品。 オーナメントともいう。 例えば、このように 用いた。

 孔雀のカー・マスコット 1928年

 魚(パーチ)のカー・マスコット 1929年

リンク先: Finess Fine Art

 
 

京都・嵯峨野にあり、世界文化遺産に登録されている、天龍寺(てんりゅうじ)を訪れた。

大方丈(だいほうじょう)と呼ばれるメインの建物で、縁側の近くの畳の上に座して、広く、そして美しい庭を眺めた。 こうして時間を過ごすことを通して、何か新しい発見があるかもしれないと、期待は膨らんだ... 続き/Page Up

 
柳澤 徹  京都 2005・3 #2  嵯峨野・天龍寺 曹源池  写真
 

(C) 柳澤 徹  京都 2005・3 #2  嵯峨野・天龍寺 曹源池  写真

 

絵画・彫刻・工芸作品には、作者の気持ちや思想が、明確な形で表現されていることが多い。 それがより明確であるならば、より高い芸術性を得る傾向もある。

自分の目の前に展開されているこの庭は、美しい。 ならば、そう感じさせるこの庭自体が、なにか思想であるはずだ。

(そう思いながら眺めていると、観ようとしていたのは、自身のこころであることにも、やがて気がついてくる。 もしかすると、禅とは、こうやって生まれたのかもしれない)


さて、この寺ができたのは、14世紀前半。 それから700年近くという長い年月だ。 季節単位で変化していく木々や草。 池の水だって、どんどん変わるだろう。 配置されている石、また良く手入れされていることか...

このことに考えが及んだとき、庭が微笑んだ。 そして、エメラルド色を放つ池の、向こうにある石たちには、生命が宿り、楽しげな表情さえ、見せたようだった。

そう、この庭の継承に係わってきた、数えきれないほどのひとたちの、日々寄せてきた気持ちこそが、この日本の美、そのものだったのだ。

ルネ・ラリックの作品を鑑賞できるところ

 箱根ラリック美術館  2005年3月オープンの新美術館。

 北澤美術館  訪れたのは20年近く前だが、収蔵品の豊富さと、展示方法の的確さには感嘆。

 東京都庭園美術館  1933年に、アール・デコ様式で建設された朝香宮邸には、光をはらんで美を放つ、ラリックのガラス・レリーフが設置。 建物は、のちに迎賓館として使用され、1983年以降、美術館となって一般公開。 国立科学博物館付属 自然教育園が隣接している。

 
 

 追伸  2005年7月、ライブ8が開催されました。 のちにサーとなった、歌手ボブ・ゲルドフの、1985年開催のライブ・エイドでの歌声の記憶から、筆者も役に立てればと、一個人ですから 書くのもはばかれるほど わずかな額ですが、アフリカを支援しております。 今回開催のライブ8の記憶によって、新たな関心が生まれ、プラスの思考で何らかの行動をするひとが増えることを、期待しております。

・ウィンドウズ95発売の10年前、この音楽が、世界の人びとのこころを つなぎました... ♪ We are the world  リンク先: Klassik Akzente  (当Webミュージアムも 皆様の素敵なこころが集う 楽しみと 感動にて前進する コミュニティでありたいと 思っています)

 
 
 

 美術館ミュージアムショップでは 工芸家 ルネ・ラリックの本/アール・デコの本 290タイトルを ご用意しています。 ご覧ください。

 
 
 
チーム・マイナス6% みんなで止めよう地球温暖化
会員番号7444番

目指すは 環境分野の世界一。 チーム参加者 増えています。

環境への取り組みといっても目に見えにくいとお思いの方 たとえば このことを思い起こしてみて下さい。  「ハイブリッドカー の開発に注力し 量産体制も作った→ その後 原油高の時代になった→ 自由主義社会(特に北米)の消費者に好まれた」ことを。  いかがでしょうか? 前向きな気持ちになってきますね。

環境への取り組みは みんなでするものではありますが 個人が自由であることは大切なもの。 自由意志で 自分にできることを考えてみましょう。 そして それが重なり集まるとき 成果への道は より広くなるでしょう。

みなさん 想像力を出しあい 良い未来を 築いていきましょう!

[動画] マイロク先生の 地球一よくわかる! 地球温暖化問題

チーム・マイナス6% Webサイト

 
 
 
 
 
とおる美術館 ミュージアムショップ
powered by
アマゾン・ジャパン
 
こちらのコーナーは オンラインの老舗 アマゾンへとリンクする ミュージアムショップです。 本 画集 映像DVD ミュージックCD その他各種商品の販売
 
 はじめてのお客様へ    
 

 ルネ・ラリックの洋書   19世紀後半から20世紀前半のガラス工芸家、ルネ・ラリック。 「できるだけ多くのひとたちに、美しいものを届けたい」という情熱に裏打ちされて大活躍。

モノの大量生産への反発から、日用品に芸術を取り戻す運動、アール・ヌーヴォーに身を置くことからはじめて、本質を形にする実力と実績を積み、やがて、産業社会の進化に息を合わせるようにして、大量生産・大量消費、アール・デコ時代に本格的に開花。

100年とか80年とか昔の工芸作品であるわけですが、その内側から放たれる光による輝きは、20世紀を知り、21世紀の今を生きるわたしたちの目の前でまた、産業社会が技術と需要/意識によって変化し続けるものである真実を、美しく、そして新鮮かつ親密に、語りかけてくるように思えます。

上記のリンクには、ルネ・ラリックの洋書、20タイトル超があります。 作品が卓越で視野も大きい工芸家 ラリックに対する関心に応える1冊が、きっとあります。


 ルネ・ラリックの和書   和書も数タイトルあります。


 アール・デコの洋書   堂々270超があります。

 
 商品がご注文されたあとのフォローも充実しています。 ご用意していますアカウントサービスにおいては、お客様がご注文された内容、商品の配送の状況等を、24時間ご確認いただけます。 なお、発送作業に入る前であれば、ご注文のキャンセルも可能です。

 総合ヘルプデスク/よくある質問   追加のご注文を 1つのご注文として まとめる方法

 Amazon.co.jpでお買い求めの商品は、すべてギフト包装し リボンをかけ カードをつけてお届けすることができます。 サービスの詳細 : 通常の梱包およびギフト包装のイメージ   Amazonギフト券について

 
 
 

アマゾンの取り扱い範囲の広さは、配達できるものなら、たいがいがあると思えるほどです。

 自分らしく エコライフ   マグボトル・水筒   自転車・アクセサリー

 食品・ドリンク   コーヒーストア   ワインストア   ホーム&キッチン

 へルス&ビューティ    ダイエット    スポーツ&アウトドア

 アパレル&シューズ   コスメ   ベビー&マタニティ   おもちゃ&ホビー


 和書   洋書   古書/1920年代-1980年代の希少本・絶版本

 今週発売の雑誌/バックナンバー   カレンダー・ストア


 パソコン・周辺機器   エレクトロニクス   ポータブルオーディオ

 ミュージックCD   ミュージックCD (クラシック)   ミュージックDVD

 映画・アニメ・ドラマ DVD   ゲーム

 
 商品がご注文されたあとのフォローも充実しています。 ご用意していますアカウントサービスにおいては、お客様がご注文された内容、商品の配送の状況等を、24時間ご確認いただけます。 なお、発送作業に入る前であれば、ご注文のキャンセルも可能です。

 総合ヘルプデスク/よくある質問 

 Amazon.co.jpでお買い求めの商品は、すべてギフト包装し リボンをかけ カードをつけてお届けすることができます。 サービスの詳細 : 通常の梱包およびギフト包装のイメージ   Amazonギフト券について

 
このページを お気に入りに追加する
 
 
とおる美術館 世界芸術列伝 [ フランス/日本編 ]
 18世紀 画家 ジャン・バティスト・シメオン・シャルダン 赤エイのある静物 / 理性の世紀

 18世紀日本 江戸時代中期の浮世絵師 鈴木春信 柳の川岸 雨の夜詣で 縁先美人

 18-19世紀 画家 ジャック・ルイ・ダヴィッド レカミエ夫人 サン・ベルナール峠を越えるボナパルド 新古典主義 / ルーヴル美術館 新館
 18-19世紀日本 江戸時代後期の画家・浮世絵師 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 甲州石班沢
 18-19世紀 画家 アンヌ・ルイ・ジロデ・ド・ルシー・トリオゾン フランソワ・ルネ・ド・シャトーブリアンの肖像 新古典主義 / 小説家 フランソワ・ルネ・ド・シャトーブリアン アタラ ルネ ロマン主義
 18-19世紀 画家 ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル トルコ風呂 新古典主義
 19世紀日本 江戸時代後期の浮世絵師 安藤広重 (歌川広重) 名所江戸百景
 19世紀 画家 ウージェーヌ・ドラクロワ 民衆を導く自由の女神 ロマン主義
 19世紀 音楽家 ルイ・エクトル・ベルリオーズ 幻想交響曲 ロマン派
 19世紀 画家 ギュスターヴ・クールベ 波 写実主義
 19世紀 画家 ウィリアム・アドルフ・ブーグロー 水浴する人 アカデミー
 19世紀 画家 ギュスターヴ・モロー スフィンクスとオイディプス 象徴主義(サンボリズム)
 19-20世紀 画家 エドガー・ドガ ダンスの試験 (印象派)
 19-20世紀 画家 ポール・セザンヌ 家と木立 印象派
 19-20世紀 彫刻家 オーギュスト・ロダン 考える人・地獄の門 / 画家 ギュスターヴ・ドレ アンドロメダ / イタリア・ルネサンスの詩人 アリギエリ・ダンテ 神曲
 19-20世紀 彫刻家 オーギュスト・ロダン カレーの市民
 19-20世紀 画家 オディロン・ルドン フラワーズ ヴィオレット・エイマンの肖像 象徴主義(サンボリズム)
 19-20世紀 画家 クロード・モネ 印象・日の出 睡蓮 印象派
 19世紀 画家 ギュスターヴ・カイユボット 鉋をかける人々 印象派
 19-20世紀 オランダ人画家 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 浮世絵を観て  古い粉挽き小屋 後期印象派 表現主義の先駆
 19-20世紀 工芸家 ドーム兄弟 アール・ヌーヴォー
 19-20世紀 工芸家 ルネ・ラリック バッカスの巫女 カー・マスコット アール・ヌーヴォー/アール・デコ
 19-20世紀 音楽家 エリック・サティ 3つのジムノペディ
 19-20世紀 チェコ人画家・ポスター作家 アルフォンス・ミュシャ モラヴィア教師合唱団 アール・ヌーヴォー
 19世紀 画家 アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック ストッキングをはく女 後期印象派
 19-20世紀 画家 アンリ・マティス 金魚 フォーヴィスム 野獣派
 19-20世紀 オランダ人画家 ピエト・モンドリアン 赤、黄、青のコンポジション 抽象絵画 /オランダ絵画の系譜
 19-20世紀 スペイン人画家 パブロ・ピカソ アヴィニオンの娘たち エコール・ド・パリ
 19-20世紀 スペイン人画家 パブロ・ピカソ 腕を組んですわるサルタンバンク エコール・ド・パリ
 19-20世紀 スペイン人画家 パブロ・ピカソ ゲルニカ
 19-20世紀 画家 ジョルジュ・ブラック ブラック・フィッシュ /キュビズムについて
 20世紀 イタリア人画家 アメデオ・モディリアーニ 坐る裸婦 エコール・ド・パリ
 20世紀 フランスで活躍した日本人銅版画家 長谷川潔
 20世紀 ベルギー人画家 ルネ・マグリット La grande famille 大家族 / シュルレアリスム・超現実主義
 20世紀 スイス出身の彫刻家・画家 アルベルト・ジャコメッティ
 20世紀 映画監督 ルネ・クレマン 禁じられた遊び 太陽がいっぱい パリは燃えているか
 20世紀 小説家 フランソワーズ・サガン 悲しみよこんにちは
 
絵画・彫刻・建築・写真・文学・思想・演劇・音楽・オペラ・ダンス・映画・アニメ・エンターテインメント...わたしの好きな芸術家/アーティストのページもあるかしら? そういえばあのお話、もう一度、観てみたいな! それならばどうぞ。 とおる美術館の館内検索を、お試し下さい。 (例: ピカソ)
Google
 
Web とおる美術館
 
アート満載のWebミュージアム
とおる美術館 Homeへ
 
古今東西を巡る総合芸術表現シリーズ
<<第163話 | 第164話 ラリック | 第165話>>
 
第1-19話  第20-39話  第40-59話  第60-79話  第80-99話  第100-119話  第120-139話  第140-159話  第160-179話  第180-199話  第200-最新話
 
 
 
 
わが宿の いささ群竹吹く風の 音のかそけき この夕べかも 大伴家持(おおとものやかもち)

【お買い物ガイド】

 ご興味を持たれましたリンクをクリックされて、アマゾンの店内に、お入りになられてください。

 アマゾンの店内には、日本各地から、24時間アクセスがありますので、商品の在庫の状況は、刻々と変化していきます。 しかし、その変化は、Web上の表示に的確に反映されますので、お客様がご覧になられる商品ページは、常に最新のデータが掲載されています。

 欲しいと思うお品を発見されたなら、「ショッピングカートに入れる」というオレンジ色のボタンをクリックしてください。

なお、「ショッピングカート」とは、街のお店の中で使用するプラスティックの買い物カゴと同様、商品を仮にキープするといった役割をするものです。 当然のことながら、いくつもの品を入れることができますし、また、商品だなに戻すかのようにして、品を削除することが、いつでもできます。

 店内の散策を満喫され、お求めになるお品が決まりましたなら、「カートを見るボタンをクリックされてください。 お品の最終確認をされたならば、「レジへ進む」というオレンジ色のボタンをクリックされてください。

 Amazon.co.jpでのお買い物がはじめての方は、ここで、お客様専用のアカウントを取得します。 専用アカウントは、画面に表示されるガイドに沿って、入力を進めて行かれれば、ごく簡単に取得できますとともに、一連のご注文のお手続きを、平行して完了させることができます。 

 Amazon.co.jpでのお買い物の経験がおありで、すでに専用アカウントをお持ちになられている方は、パスワードを入力されたのち、数クリックで、ご注文のお手続きを完了させることができます。

 ご注文のお品物は、予告の日数にて、発送の運びととなります。

配送の詳しいことを、お知りになりたい方は、「配送に関する詳細」を、ご覧になられてください。

 ご注文を完了しますと、アマゾンからは、その旨を記したメールが、すぐに届きます。 ご注文の内容を、ご確認いただけます。

 ご注文に関することで、もし、ご不明な点がおありのようでしたら、「ガイドツアー」を、ご参照になられてください。

 特定商取引法に基づく表示

 
 アマゾンが取り扱う商品の幅広さ、多様さには、およそ配達か可能なものならば、たいていのものがあるのではないかとも、思えてくるほどです。 よろしいようでしたら、いま頭に思い浮かぶキーワードにて、検索をお試しになられてください。
 
 
 
 

Copyright (C) 2005-2012 The Tohru Museum of Art or The Artist Carried by This Site. All Rights Reserved. >>Details

当サイト掲載の画像・記述など、全てのコンテンツの著作権は、「とおる美術館」、または、当サイト掲載のそれぞれの作者に属します。 >>詳細