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19世紀-20世紀 アール・ヌーボーのチェコ人画家・ポスター作家 アルフォンス・ミュシャ作 黄昏(1899年/部分)
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古今東西を巡る総合芸術表現シリーズ 世界芸術列伝 第172話 2005/12/02公開
画家・ポスター作家 アルフォンス・ミュシャ

 20世紀の幕開け前後の約10年、パリの街は、花のような女性たちの絵と、喜びを分かち合った (^-^)

造形に、自然のテイストが盛り込まれるのが特色でもあるアール・ヌーヴォー期を代表する、多くの曲線に満ちた画面と、エレガントな人物画たちで、劇のポスターや商品の広告を、チェコ出身の芸術家 アルフォンス・ミュシャが、彩ったからだ。

そうしてパリを風靡したミュシャは、やがて招かれ、1904年からは新大陸アメリカでも肖像画を描くなど大活躍。 そして 1910年には、自身の故国チェコにて、なんと城を借りて、アトリエ兼住居とした。 1913年からは、絵画制作、とくに歴史画の大作に精力を注いだ... 続き/Page Up

 
アルフォンス・ミュシャ (1860-1939) モラヴィア教師合唱団  1911年 ポスター 108.5×79.5cm アール・ヌーヴォー
 
アルフォンス・ミュシャ (1860-1939)
モラヴィア教師合唱団  1911年 ポスター 108.5×79.5cm
アール・ヌーヴォー
 

多くの曲線に満ちた画面は、やわらいだ雰囲気である。 アール・ヌーヴォーにおける日本趣味(ジャポニズム)を体現する枝ぶりの木がある。 その上に、女性が腰掛けている。

おや、右手を挙げて耳たぶにあてがって、なにやら嬉しげである。 ああ、そばの枝に止まっている小鳥の歌を、聴いていたのだな。

手前のほうには、ミュシャらしい花束が。 女性が被る帽子に巻かれたネッカチーフのように赤く、目には心地のよいアクセントである。

さて、このポスターであるが、数々あるミュシャ作品の中で、それほど有名なほうではない。 むしろ、「ミュシャ」と聞いてすぐ思い浮かぶ、パリの街を風靡した、あのうっとりとしたような人物たちとは、やや異なる印象を、受けるのではないだろうか?

この作品、ミュシャの出身地モラヴィアを拠点とし、チェコの国内外で演奏活動をしていた「モラヴィア教師合唱団」のために制作されたものであった。

鳥の声を聴くにも快活さをもって 「自らの好むところにより、積極的に行動する様子」で描かれた絵には、19世紀のころとはひと味異なる、新世紀の女性像を見出すことができそうではないか...


芸術作品は、社会と共にある。

社会の関心や意識が、芸術家の感性と反応して、目や耳で感じ取れるもの『作品』となる。 やがて、社会に還元された(発表された)芸術作品は、社会の一員であるわたしたちに、自身のまだ言葉にもならないような予感や、無意識といったものを、思考の領域へと浮上させることがある。 歴史を振り返ってみても、こうした ものの考えの交流が、自由な意志や、ひとの好みのもとにリンクをはじめ、やがてムーヴメントへと成長していくのを見出すことができる。


わたしたちが生きる現代が、それ抜きではあり得ない「革命」のひとつが、産業革命だ。 その進展は、人類にたいへん有益なものであったが、従来からの手工業が担う領域は、縮小した。 いきおい、ひとびとが使う生活の品々などは、実用色の濃い傾向となっていった。 それへの反動として、装飾性を高めて、物質や生活に、精神的な豊かさを醸成しようという動きが発生した。

芸術運動、アール・ヌーヴォーである。 1880年ころにはじまり、欧州とアメリカで隆盛した。 芸術家ミュシャは、その代表格のひとりであった。


だがその、着々と進行していく時代の工業化は、社会における大きさを広げ、また、世界の各地へともグングンと広がっていくものであった。

経験をしたことのないような、そのエネルギーは、自然の風情の曲線に満ちたムーヴメント、アール・ヌーヴォーを凌駕するかのようにして、直線的な意匠でありながらも、精神性を含蓄しつつ、大量生産に適した、更に「新しい(ヌーヴォーな)」芸術ムーヴメント、「アール・デコ」を生むことになった。

30年にもおよぶところとなったアール・ヌーヴォーの運動から、アール・デコへと、時代が転換したのは、1910年ころであった。


さて、先ほど観たミュシャのポスター作品 『モラヴィア教師合唱団』であるが、1911年に創られたものである。 作家は、その2年後には、絵画、とくに歴史画の制作へと精力を注ぐことになるので、ポスター制作においては、その終盤期にあたる。

芸術家ミュシャは、世界や時代が大きく変わるのを、読み取っていたのだろう。 そして、それを予見するような、この闊達な女性像を、作品に登場させたのではなかったろうか。

(それ以前のデザインの流れが、アール・ヌーヴォー的だったとは思わないが、21世紀初頭に登場した アップルのiPod(アイポッド)を、コンピューター産業と音楽産業の構図・構造的な背景を考慮はしないで、そのデザインだけを観たならば、その髄には、アール・デコのテイストがある)


さて今般の季節、家々の庭木などが、紅葉しているのが散見される。 日本の四季が見せる、嬉しい輝きのひとつである。 近場を散歩していたら、趣のある石塀に沿って、ツタ類が赤くなっているのに出会った... 続き/Page Up

 
柳澤 徹  塀を伝う紅葉したツタ植物 2005・11 #1 写真
 
(C) 柳澤 徹  塀を伝う紅葉したツタ植物 2005・11 #1 写真
 

大きい葉っぱ、小さい葉っぱとさまざまが、鮮やかに紅葉していた。 郵便ポストがそうであるように、住宅地では、目線に近い高さの赤いものとは、あんがい気を惹くものである。

家にとって帰し、カメラを持ち出して撮影した。 自然からの、ささやかな贈り物であるわけだが、ジャポニズムが流行していたアール・ヌーヴォーにおける芸術家たちも、このような、日本人が古来より、身近なところなどで発見してきただろう、自然がちょっとだけ見せるような美からも、そのインスピレーションを得ていたはずである。

アール・ヌーヴォー期を、15年以上に渡り彩ったミュシャ芸術と共に、季節が見せるささやかな輝きを、こうして、お目にかけることができるのは、幸いなことだ。

 

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アルフォンス・ミュシャ作 椿姫のポスター 1896年
 
アルフォンス・ミュシャ作
椿姫のポスター
1896年
 
 
アルフォンス・ミュシャ作 ホワイトスター・シャンペンのポスター 1899年
 
アルフォンス・ミュシャ作
ホワイトスター・シャンペンのポスター
1899年
 
 
アルフォンス・ミュシャ作 サマリアの女のポスター 1897年
 

アルフォンス・ミュシャ作
サマリアの女のポスター
1897年

 
19世紀-20世紀 アール・ヌーボーのチェコ人画家・ポスター作家 アルフォンス・ミュシャ
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19世紀-20世紀 アール・ヌーヴォーのチェコ人画家・ポスター作家 アルフォンス・ミュシャ作 シリーズ・芸術から「絵画」 1898年 (部分)
 
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 アール・ヌーヴォーの洋書   時期で区切るならば、1880年から1910年の間に起きた芸術運動 アール・ヌーヴォー。 地域でいえば、主に欧州とアメリカにおいて展開されたものでした。 分野は、建築、家具、ポスター、ガラス工芸、織物、挿絵など幅広いものでした。

30年間にも渡る大きな流れのなかで、幾多の芸術家たちが、固有の感性を花開かせ、精力的な活動をしました。 フランスでは、ご存知のポスター作家アルフォンス・ミュシャ、ガラス工芸のエミール・ガレや ドーム兄弟。 イギリスでは、挿絵画家のビアズリーが活躍。

また、オーストリアでは「分離派」と呼ばれるところとなり、画家のグスタフ・クリムトが絵筆を振るい、スペインでは、個性的な建築家アントニオ・ガウディが、また、アメリカでは、宝石商で有名な ティファニー の創業者の二代目がガラス工芸で活躍しました。 上記にリンクには、芸術ムーヴメント、アール・ヌーヴォーの本、400タイトル超があります。

 
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とおる美術館 世界芸術列伝 [ フランス/日本編 ]
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 19-20世紀 彫刻家 オーギュスト・ロダン カレーの市民
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 19-20世紀 工芸家 ルネ・ラリック バッカスの巫女 カー・マスコット アール・ヌーヴォー/アール・デコ
 19-20世紀 音楽家 エリック・サティ 3つのジムノペディ
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 19-20世紀 スペイン人画家 パブロ・ピカソ 腕を組んですわるサルタンバンク エコール・ド・パリ
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Webミュージアム「とおる美術館」では、毎年、最初の「世界芸術列伝」の公開を、元旦に行っています。 一年の計は元旦にありと言われるところでもあり、年最初の芸術列伝は、そんな気分の中で公開することになります。

2004年元旦は 彫刻家ロダンの『考える人・地獄の門』でした。 この年は人類の歴史上でも、天災が多い年となりました。 スマトラ島沖地震が起きるに至っては、地獄の門が大きく開いてしまうのではないかと心痛しましたが、幸いなことには、よく「考える人」がたくさんおられて、門は閉じる方向になりました。

また、2005年元旦は、画家スチュアート・デイヴィスと発明家トーマス・エジソンのお話でした。 覚えておられるでしょうか? あの、「世界から、夜が消えた」で、はじまるお話です。 2005年もあとわずかとなりましたが、きちんと終わってみたあと、多くの方々が「世界から夜が消えたような年」であったなあと感じられるようならば、筆者も嬉しく、想像力の発揮甲斐があったことだと思えるところです。

元旦公開の世界芸術列伝は、古代ギリシア世界でいうところの「デルフォイの神託(オラクル)」というわけではありませんが、「おみくじ」よりは、ずっと大きな意味があることでしょう。

2006年元旦は、どんな芸術列伝になるのでしょうか? 古来より、新鮮な感動とはそうであったように、あらかじめのテーマが予定されているわけではありませんので、それが近づくまではなんとも分からないところです。 「(芸術・学問の神で、ミュージアムの語源でもある "Muse") ミューズ 」の、インスピレーションを待ちましょう。 元日、お楽しみに!


>> 後日 2006年元旦に公開となった 「世界芸術列伝 第173話」

 

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